2016年8月24日水曜日

ボイスコーチングはオンライン? 対面セッション?

私がおこなっているボイスコーチングの個人セッションは、オンラインでも対面でも対応しています。
オンラインの場合はSkypeやZoomというネットミーティングのシステムを使いますが、スマートホンやタブレット端末が便利です。
対面の場合は日時と場所を決める必要がありますが、もっとも簡単なのは国立の私のセッションスペースに来ていただくことです。

ボイスコーチングではどんなことをやっているのかというと、声の悩みからはじまって、ひと前で話すこと、コミュニケーションのこと、そして自分自身とのつながりのことなどを、音読療法や朗読演出、共感的コミュニケーションのスキルをもちいて対応していきます。

みなさんの話を聞いていると、たくさんの方が自分の声や話し方、コミュニケーション能力、自分自身を伝えたりなにごとかを説明したりすることについて、苦手意識や嫌悪感を持っていることがわかります。
これらの苦手意識・嫌悪感を克服することで、あかるくひらけた人生がはじまる可能性はあります。

私自身は声や話し方にさほど違和感は持っていませんでしたが、人との関わり方や自分自身との付き合い方――つまりコミュニケーションの方法ですね――を変えることで、生き方と人生の風景が劇的に変化しました。
自分に自身がなかったり、不満があったり、人間関係に不安や恐れがある方は、ボイスコーチングを受けることで適切な対処法を身につけたり、日常的にスキルを身につけるための練習をすることで、さまざまことを改善できると思います。

といっても、いきなり対面での個人セッションを申し込むのにはためらいがあると思います。
そういう方はまず気軽に、オンライン共感カフェに参加してみてください。
60分限定で参加費1,000円のオンライングループセッションを、毎月数回のペースが開催しています。
まずはそこに参加してみて、もし必要なら個人セッションにも進んでみてはいかがでしょうか。
実際にオンライン共感カフェを受けてから個人セッションを受けられる方が多いのです。

遠方にお住まいの方にかぎらず、自宅にいながらにして都合のいい時間に参加できるオンラインセッションはおすすめですし、直接お会いしての対面セッションも都合があえばご利用ください。

自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、8月の開催は8月14(日)20時/28(日)20時です。

自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、9月の開催は9月15(木)16時・20時/22(木)20時/30(金)20時です。

2015年7月14日火曜日

ボイスコーチング事例・声がかれやすい

長く話していると声がかれる、出にくくなる、喉が痛くなる、という人がいます。
声帯は粘膜なので、分泌液(いわば潤滑油ですね)が不足すると、声唇のなめらかな震動に差し障りが出ます。
分泌液が不足するのは、使いすぎて補給が間に合わなかったり、疲労によるものだったり、あるいは体調も関わってくるかもしれません。

そのほかに、声帯に無理な負担をかけて粘膜を痛めてしまう、ということもあります。
人が自然にしゃべっているとき、体調以外の原因で声帯に無理がかかるということはまずありません。
かなり大きな声を出したとしても、それが自然な発声なら声帯をいためることはありません。
不自然な発声が声帯をいためます。
では、不自然な発声とはなんでしょう。

人が声を出すとき、遠方にいる人にはそれだけの距離で届くように、身体がちゃんとちょうどいいように調節してくれます。
いちいちかんがえなくてもやってくれているのです。
近くの人に話すときもそうですね。
目の前の人に不自然な大声で話す人はいません(いたらそれにはなにか理由があります)。

必要もないのに無理に大声を出したり、つぶれたような発声をしたり、作り声を出しつづけたりすると、声帯には負担がかかります。
意図的にそのようなことをやっているときには、それはただやめればすむんですが、問題は無意識にそのような発声をやってしまっているときです。
無意識なので、本人は無理な発声を自分がおこなっていることに気づいていません。
結果的に、原因不明の発声障害を引き起こします。

無意識に負担のかかる発声をおこなってしまう原因のひとつに、ストレスがあります。
人はストレスがかかると、それが物理的なものであり心理的なものであり、身体的な反応が起こります。
ストレス、つまり危険に対処するために、即座に身体が応じようとするのです。
脈拍があがったり、呼吸が早くなったり、筋肉が収縮したりします。
そのストレス反応のひとつに、声帯周辺の筋肉の収縮もあります。
危機に対処するときに、思わず大声が出ることがありますね。
じっさいに声を出さなくても、ストレスがかかっているときは声帯は大声をいつでも出せるかのような状態にあります。
その状態で無理に話しつづけると、負担がかかりつづけた声帯をいためてしまうことがあるのです。

人間は記憶力や想像力を持っているので心理的ストレスをゼロにすることはむずかしいですが、ストレスが引きおこしている身体の状態を変えることはできます。
それに気づけば、ですが。
私のボイスコーチングでは、人それぞれケースが異なっているので、その人なりの対ストレス状態の気づきとチェックの方法、そして対処法をいっしょに試してみることをおこなっています。

水城ゆうのボイスコーチング
Skypeを利用したリアルタイムでのオンラインボイスコーチングをおこなっています。どなたもまずは気楽に無料相談で。

2015年7月13日月曜日

ボイスコーチング事例・人と話すのが苦手でまとまらないまま話しだしてしまう

大勢の前で話すときに緊張して支離滅裂になってしまう、という人は多いのですが、相手がひとりでも会話するのが苦手という人もかなりおられます。

ある人は、なにか訊かれたり、伝える必要があるとき、頭のなかでかんがえやことばがきちんとまとまらないのに、とにかく口を開いてしまってあわあわしてしまう、途中でつかえてしまう、なにもいえなくなってしまう、というようなことがしばしば起こる、と教えてくれました。
なにかいわれたらとにかくすぐに答えなきゃ、反応しなきゃ、待ってもらうのは申し訳ない、というあせる気持ちが生まれてしまうのです。

どういうニーズがあるのか丁寧に見ていったところ、相手の期待に応えたい、失望させたくない、という気持ちがとても強いことがわかってきました。
相手の期待に応えられなかったり失望させてしまったりすると、相手は自分とのつながりを切ってしまうのではないか、去っていってしまうのではないか、という不安が強いことがわかります。
親の期待にこたえようと必死になっている子どものような姿がそこに見えてきます。
子どもは親とのつながりが死活問題ですから、必死に期待に応えよう、怒られないようにしようとふるまうことがあります。

そのとき、自分が安心してそこにいられること、ありのままで受け入れられること、というようなニーズがあることがわかります。
だれかと話をするときには、まずそのニーズとつながることが大事です。
自分には安心していられること、ありのままを受け入れられるニーズがある、ということを確認できると、落ち着いて対応できるかもしれません。

なにか質問されたり、話しかけられたりして、自分があわててしまっていることに気づいたとき、相手にちょっと待ってもらう勇気を持ちましょう。
「ちょっと待ってくださいね。いまいわれたことを自分のなかで整理してみますから、落ち着くまで30秒ください」
思いきって相手にこのようにお願いしてみます。

というような提案をしたところ、何人かの方から、現実の職場や社会はそんなに甘くない、そんな悠長なことをいってたら「もうええわ」って切られてしまう、といわれました。
そうかもしれません。
そのときには、自分を切ろうとしたその相手のニーズを推測してみます。
緊急な助けがいるのかもしれません、自分のペースを重視しているのかもしれません、自分をすばやく理解してもらいたいと切実になっているのかもしれません。

でも、一度ためしてみてください。
自分に正直に、誠実になって「ちょっと待ってください」と表現している人にたいして、30秒も待てないような仕事や生活をしている人ばかりではないはずです。

相手の期待に応えることを優先するのではなく、まず自分のニーズにつながることができるかどうか。
あなただって相手の役に立ちたいというニーズはあるかもしれません。
しかし、それが最優先のニーズでしょうか?
隠れているもっと大事なニーズはありませんか?

落ち着きましょう。
あなたは相手の人生ではなく自分の人生を生きているんですから。
まずは自分をケアできなくて、相手の役に立つこともできないですね。
自分のケアをすばやくおこなうには、音読療法の呼吸法が役に立ちます。
これより先は、音読カフェや私のボイスコーチングのセッションで実際に練習することができます。

水城ゆうのボイスコーチング
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2015年7月4日土曜日

ボイスコーチング事例・自分の声にコンプレックスがある

自分の声が嫌い、とか、自分の声にコンプレックスを持っている、という人は多い。
録音した自分の声を聞いたときに、
「えー、変な声!」
と、びっくりしたり、嫌な思いを抱いたりした人は多いのではないだろうか。
私もそうだった。

自分が聞いている自分の声と、他人が聞いている自分の声とでは、印象にかなりのへだたりがある。
自分の声は骨伝導で聞こえてくるものと、口からいったん外に出てそれが外耳からはいってものとのミックスだからだ。
その声は聞き慣れているので、録音された声に強い違和感を抱いてしまうのは避けられない。

そのとき、自分の声にたいしてさまざまなレッテル貼りをしてしまう。
「ふにゃふにゃして気持ち悪い」
「思ったよりかん高い」
「幼い感じでたよりない」
「老けた感じがしていやだ」
「不安定で真実味がない」
いったん貼ってしまったレッテルは、なかなかはがすことができない。

私のボイスコーチングを受けた方のなかに、あるワークのインストラクターをされている方がおられた。
その方は、自分の実年齢と声にギャップがあるのが悩みだった。
そこそこ落ち着いた年齢に達しているのに、自分の声が幼い、話し方が若い感じであることで、自分のおこなっていることにたいして信憑性を疑われるのではないか、あるいは信憑性を確信できないという不安を抱いておられた。

まず、そのような不安を抱いて話しているとき、それ自体が声の落ち着きを失わせてしまうことがある。
不安がどこから来たものなのか、なにを大切にしているからそのような不安をおぼえているのか、まずはそこに向きあってみる必要がある。
それを把握した上で、落ち着きのある発声や話し方をするにはどのようなことに注意すればいいのか、スキルとしてどのようなものがあるのか、具体的にお伝えしたわけだが、それは最後の手段・戦術にすぎない。
声、表現、コミュニケーションに対する自分自身の本質的な価値観・ニーズに気づいていくことが、問題の根本的解決を導いてくれる。

※ボイスコーチングの無料体験モニター、あと少しだけ募集します。
 興味のある方は気軽に(お早めに)どうぞ。お申し込みはこちらから。

2015年7月2日木曜日

ボイスコーチング事例:ひと前で話すときに緊張して真っ白になる

ボイスコーチングを受けに来られる方でかなり多いのが、標題のような「緊張」に関する悩みをお持ちです。
先日来られた方は、
「相手がひとりとかふたりならなんともないのに、話す相手が5人以上になると緊張して、頭のなかが真っ白になって、事前に準備したことがまったくできなくなります」
とのことだった。

「うまくやりたい、失敗したくないという気持ちがありますか?」
「はい」
「自分の能力が低いと思われたくないですか?」
「はい」
「自分のやることを受け入れてもらえないかもしれないと不安ですか?」
「はい」

そこには、失敗しても、能力を発揮できなくても、まずは自分がそのことに対して準備し、努力していることをわかってもらいたい、受け入れてもらいたい、というニーズがあります。
私のボイスコーチングでは、まずご本人のそのニーズを聞かせてもらうことから始めます。
そのあとに「緊張する」という現象に対処するスキルの解説にはいっていきます。

緊張するのは上記したように、対外的な評価を気にするときです。
自分自身のニーズにしっかりつながって行動しているときには、緊張は起こりにくいのです。
とはいえ、だれしも他人の評価は気になるものです。

緊張してしまったとき、自分にどのような現象が起きているのか、客観的に観察する練習を日常的におこなうことができます。
緊張がもたらす身体的現象に、まず目を向けてみましょう。

 手足が震える
 呼吸が浅く速くなる
 動悸が激しくなる
 視野が狭くなる
 血圧が上昇する
 顔が赤くなる
 声が震える
 身体や声がこわばる
 早口になる

これらは自然に起こってしまうことで、なかなか意志の力でコントロールすることはできません。
たとえばあなたは、激しくなった動悸=心臓の鼓動を自在にコントロールできますか?
しかし、このなかでも、比較的自分の意志でコントロールしやすいものがあります。
それは呼吸です。

緊張していると感じたときに、呼吸法をおこなうのはとても有効です。
速く浅い呼吸を、意識的にゆっくりと深くすることによって、コントロール不能におちいっている自分自身の状態を客観的に見ることができるようになります。
また、呼吸法は副交感神経を更新させ、身体状況を鎮静化する働きもあります。
すなわち、脈拍は落ち着き、血圧は下降し、手足の緊張も緩和していきます。

この場合のストレスは物理的なものではなく心理的なものですから、精神的緊張はとけないかもしれませんが、呼吸を入口として身体的緊張をといていくことは可能です。
このスキルを身につけておくことで、緊張状況に直面しても落ち着いて対処する自信をいつも持っていることができます。

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2015年7月1日水曜日

ボイスコーチング事例:滑舌が悪い

無料体験をふくむボイスコーチングの事例から、すこしずつ紹介していこうと思います。
みなさんの参考になれば幸いです。


話をしていると、よく相手から聞き返される、電話でも日常会話でも、仕事のコミュニケーションでも、という人がけっこういます。
そういう人のほとんどが「自分の滑舌に問題がある」と思っています。

滑舌のよさは発音の明瞭さといいかえてもいいでしょう。
言葉の輪郭がはっきりしていて、なにをいっているのか明確にわかる、というのが、よい滑舌です。
ここでひとつ注意しなければならないのは、発音を明瞭にすることと、こちらのいいたいことを明確に伝えることは、別の問題としてとらえたほうがいいということです。

発音や言葉はとても明瞭だけれど、なにをいいたいのかよくわからない、という人がいます。
逆に言葉はもごもごと不明瞭だけど、その人の伝えたいことは痛いほどわかる、ということもあります。
どちらかを選ぶとしたら、あなたはどちらを選びますか?

「滑舌が悪い」という悩みの奥にあるのは、自分のいいたいことをきちんと伝えたい、自分のいうことを理解してもらいたい、というニーズがあります。
そのニーズを満たせない原因を滑舌だけに押しつけていては、なかなか解決できません。
ニーズを満たすためにはさまざまな手段があり、とくに私のボイスコーチでおこなっているのは「全体性を意識する」という方法です。
「マインドフルネス」というスキルも重要になってきます。
これによって、滑舌だけが問題なのではないことに気づきますし、また結果として滑舌の改善にもつながります。


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2015年6月22日月曜日

自分らしい声ってなんだろう

水城ゆうのボイスコーチング、ただいま、無料体験モニター受付中です。

ボイスコーチングをおこなっていると、自分の声や話し方に漠然と不安や不信感を持っている人が多いことに気づきます。
その不安や不信感はどこから来るのだろうと、よくよく聞いてみると、それはたいてい、自分の外側になにか理想の声とか話し方のようなものをイメージしていることから来るもののようです。
しかしそれもはっきりしたイメージではなく、とても漠然としたもので、
「自分の本当の声はこんな声じゃない」
「もっと明瞭に自分らしく話したり伝えたりできるはずだ」
という思いこみです。
それらはたいてい、いつかどこかで耳にした「好ましい声/話し方」をする人のイメージが刷りこまれているにすぎません。
しかし、それはまちがいなく、あなた自身ではないのです。

発声や話し方のクオリティをあげたいと思うなら、まずは自分自身のありのままの声/話し方を認め、受け入れるところからスタートする必要があります。
私はまず、みなさんがそのスタートラインに立つためのお手伝いをします。
もうひとつ、みなさんのなかにある本当のニーズに気づくお手伝いもします。
もっときれいな声で話したい、もっと魅力的な話し方ができるようになりたい、と思うその本当のニーズは、いったいなんでしょうね。

ボイスコーチングの無料体験モニターを募集しています。
くわしくはこちらの前記事をご覧ください。