2015年7月4日土曜日

ボイスコーチング事例・自分の声にコンプレックスがある

自分の声が嫌い、とか、自分の声にコンプレックスを持っている、という人は多い。
録音した自分の声を聞いたときに、
「えー、変な声!」
と、びっくりしたり、嫌な思いを抱いたりした人は多いのではないだろうか。
私もそうだった。

自分が聞いている自分の声と、他人が聞いている自分の声とでは、印象にかなりのへだたりがある。
自分の声は骨伝導で聞こえてくるものと、口からいったん外に出てそれが外耳からはいってものとのミックスだからだ。
その声は聞き慣れているので、録音された声に強い違和感を抱いてしまうのは避けられない。

そのとき、自分の声にたいしてさまざまなレッテル貼りをしてしまう。
「ふにゃふにゃして気持ち悪い」
「思ったよりかん高い」
「幼い感じでたよりない」
「老けた感じがしていやだ」
「不安定で真実味がない」
いったん貼ってしまったレッテルは、なかなかはがすことができない。

私のボイスコーチングを受けた方のなかに、あるワークのインストラクターをされている方がおられた。
その方は、自分の実年齢と声にギャップがあるのが悩みだった。
そこそこ落ち着いた年齢に達しているのに、自分の声が幼い、話し方が若い感じであることで、自分のおこなっていることにたいして信憑性を疑われるのではないか、あるいは信憑性を確信できないという不安を抱いておられた。

まず、そのような不安を抱いて話しているとき、それ自体が声の落ち着きを失わせてしまうことがある。
不安がどこから来たものなのか、なにを大切にしているからそのような不安をおぼえているのか、まずはそこに向きあってみる必要がある。
それを把握した上で、落ち着きのある発声や話し方をするにはどのようなことに注意すればいいのか、スキルとしてどのようなものがあるのか、具体的にお伝えしたわけだが、それは最後の手段・戦術にすぎない。
声、表現、コミュニケーションに対する自分自身の本質的な価値観・ニーズに気づいていくことが、問題の根本的解決を導いてくれる。

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